【スクスタ】無〜微課金向け、Sランクのための小ネタ(短いとは言ってない)知識まとめ
推しが可愛いなぁ
〜はじめに〜
とりあえず、まずこちらをご覧いただきましょう。
アピール9,700のアクティブ海未ちゃんと、6,658のナチュラルかすみんですね。
キャラクターの方向性は真逆なのに雰囲気似てるのは何故だろうね
さて問題です。
個性や特技の強さ、アクセサリーの補正を無視して単純に上の数字だけで比較するとします。
上級によくある「ナチュラル属性の以外は基本アピール20%減少」の曲ではこの二人はどちらのほうがプレイ中のボルテージが高いでしょう?
まあ計算すれば一発だし、こんな問題出してる時点でバレバレですけど答えはかすみんです。
海未ちゃんは楽曲の20%デバフを受け、 9,700 * 0.8 = 7760.0
かすみんは属性一致ボーナス20%を受け、 6,658 * 1.2 = 7989.6
属性の一致・不一致で約3,000のアピール差が覆ります。
※実際は個性などの他要素で覆らない事は十分ありえます
上級+になればデバフは上級より強烈な25%、属性一致ボーナスはキズナボードで+2.5%や+5%が追加され、属性の一致で5,000程度の差なら覆る事が当たり前に発生するようになりました。
こんなのは序の口で、明記されていないけど効果の影響を受けるギミックや、実はギミックのタイミングやACを組み合わせを見ると明確に「ここでこれを使えばいい」と訴えている楽曲も多いです。
なかなかSランクを取れない曲で、スタミナが黄色になったから回復したり、ACになったから火力担当作戦ばかり出してませんか?
このゲーム、それをやめて作戦切替のタイミングを理解するとスコアが2〜3割伸びます。
ただですね。
そんなん、調べても具体的には殆ど出てこなくね????
と思ったので、この記事ではスクスタの上級Sクリアに使える意識するスコアが伸びるかもしれない小ネタを列挙します。
小ネタの割にだいぶ長くなりましたが。
対象としているのはタイトル通り、無課金〜微課金です。
5凸したURでゴリ押しみたいな話はしません。
ちょっとした編成やプレイングの変更でSランクに近づく方法はあるよ!というお話です。
※微課金の定義には個人差があります
※この記事は 2020/7/3 時点、つまりキズナボード解放後の話です
本日の献立は
①属性一致でURを雑魚に
②Gd3人編成しない奴は舐めプ
③楽曲の「ここで回復して!!!」の声を聞け
④ブレスレットで痛バを作れ
⑤無償回復乞食
です。
ちなみに私はSP特技打ちながら作戦切り替えしながら個性発動状況をチェックしながら音ゲーするのは無理なので、全てオートプレイでやってます。
オートだとRPGとしての楽しさを突き詰められるのでオススメ。
①属性一致ボーナスの影響度を把握する
最初に話題に出したのでこちらから。
そしてかなり多くの人の悩みがこれで解決されるのではないか?と思っています。
先ほど言ったとおり、
アピール 5,000程度の差ならワンチャン属性一致で覆せます。
こんだけ変わると、凸の進んだSRはURを超えます。
更に上級では 20%だったデバフも、上級+では 25%デバフが基本となり、対して属性一致バフはキズナボードで 27.5%まで伸びました。(私のダイヤ様の場合)
上級+の 25%デバフを受けており、キズナボードで属性一致ボーナスが +27.5%になったキャラが居ると仮定すると、
アピール 20,000が12,000に負けます。
8,000のアピール差が覆ります。
輝きの消費が少なく凸しやすい性質上、SRはURに余裕で勝てるケースが生まれます。
この事を知っているかは、編成に大きな影響を与えます。
「属性一致してるけど、3,000くらいアピール低いから使えねーなー」
と思っていた貴方もこれから
「3,000程度の差なら、属性が合ってるSRで簡単に超えるんじゃね?」
とSRの一覧を眺めることになります。
ゲームとして、選べる手札が激増します。ご確認の程宜しくお願い致します。
ちなみに、火力担当だけ属性一致させればいいかというとそれもNO。
属性一致ボーナスはスタミナ・テクニックにもかかります。1.2倍です。
雑に言えば、スタミナ回復特技の効果も1.2倍になります。超回復します。
SP特技の火力はアピール・テクニック増加分の他におまけの追加補正までかかります。
他には、メイン火力にGdやSkを採用しているのであれば、火力面のデメリットがない属性一致のVoやSpに置き換えるだけで変わる可能性も十分にあります。
※GdはSP特技の回数が減る恐れがあるため、それをカバーできないなら非推奨
○参考
下記の5凸フェス限UR彼方ちゃんと5凸SRスノハレことりちゃん。
アピール差が 5,000ほどありますが、デバフ解除不可のナチュラル属性に持っていくと大差のない火力になります。
※テクニック差によるクリティカル率などで一概には言えないので参考までに
あと、これを見ている人には不要な情報かもしれませんが、一応。
楽曲デバフが「基本」の低下/減少でない場合は初期URの梨子ちゃんや配布URの果南ちゃん、初期SRのにこっちなどを利用してデバフを解除しましょう。
なぜわざわざこんな話をするかと言うと、最近追加の楽曲でも「基本」がシレッと書かれていないことがあります。
何なら、2020/7/3 現在実装中の上級+の楽曲3つのうち2つは梨子ちゃんたちで解除可能です。大事に育てたゴリラで迎え撃ちましょう。
兎にも角にも、「基本」減少/低下なのかどうかは毎回ちゃんと確認しましょう。自戒を込めて言いました。
上級+で解除できるなんて思わないじゃん……
②ダメージノーツありの楽曲ではGd3人を編成した回復作戦を用意
ダメージノーツはGd3人の作戦で受けろ
作戦にVoを1人編成すると獲得ボルテージが5%上昇し、Skを編成すると5%下がる…
というのは、皆さんご存知だと思います。
ご存知でない?
それはここで書くと長くなるので検索してください!!!
知っている前提で話を進めます!スクスタのホーム画面右上のヘルプにもあるから!!!
で、よく重要視されるのはVoのボルテージ 5%アップで、それ以外は軽視される傾向があります。Skとか、デメリットが重すぎるのにメリットがなさすぎますしね。
実際に私も、どんな編成であれ重視されるべきはまず火力が出るVoだとは思います。
ですが、もう1つとても重要なので知っておいて欲しい効果があります。
それが、先に書いてあるGdの作戦効果の「ダメージ 5%軽減」。
このダメージ軽減効果ですが、実はダメージノーツにも有効です。
例えば、直近の追加楽曲である"近未来ハッピーエンド"は10,000という大きなダメージノーツがあります。
しかも初見殺しのごとく、序盤に3つ連続で飛んできて一瞬でスタミナを奪っていきます。
私も初めてプレイしたときに開幕でスタミナゲージを黄色にされて笑いました。
で。
下記は動画のキャプチャで画質が悪いのですが、「Gd3人の作戦で10,000ダメージを受けた場合のダメージ」のキャプチャです。
左下の「スタミナダメージ」が10,000ではなく8,000以下に落ちます。
海未ちゃんの4,122回復というファインプレイのお陰で緑ゲージも維持。
これをVo3人作戦で受けてしまうと、作戦効果のダメージ15%増加の影響を受けて11,500ほどに増加し、一瞬で黄色ゲージに突入します。
ご存知だと思いますが、総スタミナが7割を切ると黄色ゲージとなり、火力が80%に落ちます。赤まで行くと60%。スクールアイドルもここまで行くと死に体です。
火力が不足しがちな無・微課金で80%になってしまったら致命傷です。
可能な限り緑ゲージを維持する必要があるので、「ダメージノーツをGd3人で受けて緑色キープ」という戦術は必須になります。
ギミックを見て、ダメージノーツが見つかったらGdを二人以上含めた作戦を用意し、タイミングよく切り替えるだけで戦況がだいぶ変化します。
ちなみに、同じような理由でSP特技はVo3人作戦で打ったほうが良いです。
Voの作戦ボーナスはSP特技にも影響するため、Gd3人作戦のまま打つよりも作戦を切り替えてから打つほうが火力が出ます。
③火力作戦と回復作戦は分けて、回復作戦は特技発動率UP中に使用する
結構多くの楽曲では
楽曲ギミックの特技発動率UPは多分「回復しろ」の合図
という話。
火力もスタミナもギリギリで戦う無・微課金の場合、回復を長時間行うほどSクリアから遠ざかりますよね。
だからといって限界突破が進んでいない火力2人、回復1人の作戦1つでSクリアが可能なのは序盤の楽曲くらいです。
そのため最も回復効率の良いところで回復作戦を投入して緑ゲージを維持し、可能な限り属性一致かつVoの3人作戦を使う時間を増やすのが重要になります。
その上で話すんですが、このゲームの楽曲って明確に
「ここで回復してね!!!!!!」
と叫んでいる箇所が結構ある事を、皆さんご存知でしょうか。
気付くわけないよね。だって具体的には何一つ書いてねえもん。
存在を理解している私も初見じゃ場所が分かんないもん。
でも、ギミックを見ると「あ、これは回復ポイントはありそう」ってなんとなく予想できるんですよ。
今回は分かりやすい例としてまた"近未来ハッピーエンド"上級を出します。
なんというか、この曲はスクスタの編成の勉強になりますねマジで。
ノーツギミックに「1万ダメージ」と「20ノーツGdタイプの特技発動率20%UP」があります。
そして一番最初のACは「ナチュラルだけ特技発動率20%UP」のバフ付きで「特技発動を7回」を要求してきます。
ACの条件とギミックだけを見ると、「ナチュラルを入れないと特技7回は無理でしょ……」という印象を持ちます。
が、実はこの楽曲の最初のACまでの流れを理解すると、全く違うことがわかります。
ざっくり序盤の流れを書くと、
突然の1万ダメージノーツが3発
→その数ノーツ後に「20ノーツGdの特技率20%UP」
→その直後にAC開始。「達成条件は特技7回」で「ナチュラルが特技率20%UP」
となっており、つまりはGdの特技率が20%UPした状態のままでACに突入します。
ACのギミックだけ見ると「ナチュラルを使え」なのに、実態は「Gdの特技率上げといたよ!さっきのダメージは作戦を変えずにここで回復してね!」になっているんです。
これに気付くかどうかで、スコアは雲泥の差が出ます。
なにせ、いつも通りACになった瞬間に火力担当に切り替えると、曲全体の回復作戦利用時間が伸びて火力は逆に落ちるんですから。
ちなみに、ACの最初の方はナチュラル特技率20%UPとGdの特技率20%増は重複しています。
ナチュラルのGd回復特技を持つキャラを使うと、相乗効果で特技率70%オーバーという超破格の回復の鬼がこの瞬間に爆誕します。
海未ちゃんが一時的に回復率72%の神になります。
このACの実際の動きはプレイ動画を見てもらったほうが早いと思いますので、下記のツイートに載せてる動画をご参照のほど。
近未来ハッピーエンド上級、ガチャUR1凸以下縛り。
— NAっくん (@na_ckn) 2020年7月2日
5凸は回復の海未ちゃんSRとスノハレことりちゃんSR。
最初のACをGdナチュラルで完全回復+シールドを張ってクリアする、ダメージノーツはGd3人作戦で受ける……を徹底すればこの程度の戦力でも余裕ですな。
属性一致は偉大。 pic.twitter.com/uyDxQZqI7W
このように、ギミックを把握した上でプレイするとAC1回目の目的と処理方法が大きく変わります。
この曲は本当に極端な例ですが、特技発動率UPのギミックは多くの楽曲で実装されています。
「特技発動率UPは回復チャンスなのもしれない」と認識して適切な回復編成と作戦チェンジを考えると、火力担当の過労死タイムを増やせてスコアアップに繋がります。
特技発動率UPのギミックがない場合はどうするか、という疑問が出ると思いますが、それはもう結論が出ています。効率が一番いいところを探します。
例えば中盤のACとACの間が長くメリットギミックもない場所や、「ここで全快すれば最後まで緑が保てる」というタイミングですね。
「回復は最小に留める」という基本を知ってしまえば、仮に利用できるギミックがなくても「どこが最適かを探す」という選択肢を見つけ出し、選べるようになります。
あとは自分の編成にあったタイミングと回復量を見極めればOKです。
④アクセサリーのブレスレット個数の調整
ブレスレットの真の効果は「AC開始直後と曲最後に絶対SP特技打つマン」です。
ちなみにこの項目は、SPゲージ獲得の特技・個性を多用する編成では話が変わるので注意です。
SPゲージ増加特技の代表例、ヨハネパワー。
ヨハネ様の機嫌でSPの全てが決まるので、ブレスレットよりもヨハネ様に一生祈っててください。
他には、作戦切り替えでSPゲージを稼ぐフェス限エマちゃん等を使う場合も例外かも。
さて。
ブレスレットとは、AC達成時にSPゲージをチャージしてくれるアクセサリー。
多くの人はメイン火力の作戦以外のキャラに持たせて、SP特技回数を水増ししていると思います。
で。このブレスレットですが。
Sランクが取れるかどうかのスレスレで戦っている皆さんは付ける数を曲に合わせて調整していますか?
すべての曲で同じ数を装備していないでしょうか?
もうちょっとでSP特技!……なのにAC達成!ブレスレット効果の殆どが無駄に!!!とか頻繁になってないでしょうか?
YES!しかない!と答えた貴方。おめでとうございます。
貴方のスコアを伸ばす余地はまだまだあります。
その「AC達成タイミングによるSPゲージの無駄」と、それに伴うスコア獲得の効率の低下はブレスレットの増減だけで解消できる可能性があります。
ブレスレットの話に入る前にまず、ACの特徴を抑える必要があります。
主には下記の3つです。
・AC中は受けるダメージが1.1倍になる
・AC達成後、ACが終わるまでダメージがゼロ ※ダメージギミックは例外
・AC達成後、ACが終わるまで獲得ボルテージに1.1倍
上記の特徴から、AC達成が遅れるほど下記2つのデメリットが生じます。
・ダメージが平時より蓄積し、必要な回復特技回数が増える
・達成後の1.1倍補正が減り、スコアが落ちる
よって、多くのACにおいては「AC開始直後にSP特技を打って即終わらせる方が得」です。
これは1つのACの中のノーツが多いほど効果が高くなります。
それが僅かなスコアの差で泣きを見ることが多い無・微課金ならなおさらです。
つまり、AC達成の遅延 = 全体のスコア減少となります。
ではどうすればよいか。
単純です。ブレスレットの装備数を調整します。
SPゲージが貯まる直前にAC達成しちゃう……を無限ループするなら、ブレスレットを増やす(≒SPゲージを増やす)事で解決します。
曲最後にSPゲージがほんの少し足りなくてSP特技が打てない。打てればSなのに……これもブレスレットが解決します。
なぜブレスレットですべて解決するのか。
これはSPゲージ獲得に関する特技・個性を使用しない限り、その編成で打てるSP特技の回数と貯められるSPゲージはほぼ完全に固定だからです。
固定なのであれば、「AC開始時や曲ラストに打つのに少し足りない」は確定でSPゲージを増やせるブレスレットで補えば確実に解決します。
逆に「絶妙に余る」のであれば、ブレスレットをネックレスに交換してダメージ軽減をする選択肢も生まれます。
ダメージを減らす=回復必要数減=火力アップはスクスタの基本です。つけて損はありません。
SP特技を狙ったタイミングで打ちたいのであれば、ぜひブレスレットの個数調整をしてみてください。
⑤回復担当のひらめきスキルはとりあえず「スタミナ回復(小):AC(成功)時」
ここまでで何度か回復時間の最小化がスコアアップにつながる、といった話をしましたが、ここの話も同じです。
ギリギリのSランク狙いにとって、回復の量と頻度は火力です。
作戦切り替えで必要な回復量をへらすことが、そのまま火力に直結します。特技発動という運要素も減らせるので安定度にも繋がります。
アピールを増やしてもすぐ黄色ゲージになって回復作戦の使用時間が増えては元も子もありませんので、自陣の回復役エース達に1つは付けておくことをおすすめします。
こちらはうちの守りのエース。
0凸にして個性とひらめきスキルでAC毎に6割位の確率で回復する善子。
上級+ですら仕事します。
ボイストレーニング x 3 で出るので、不足しがちな金銀マカロンをついでに狙えるのも結構馬鹿にならないメリットですね。アピール+と比較して出る確率がそこそこあるので、精神衛生面でもおすすめです。
回復がどうしても足りねえ、もう少し回復を減らせたら……と思ったら、ひらめきスキルでの回復を試してみてください。
以上。
細かく話すともっと色々ありますが、これ以上長くなるのもいかがなものかと思うのでここまでで。
普通にプレイしていたら普通に気づけないことも多く、それを中心にネタを書き出しましたけど、役に立てばいいですねぇ。
実際に私はこれらのことに気付いた or 検索して知った事で、Sランククリアできなかった楽曲の殆どがクリアできるようになりましたので、知らなかったことがあったらぜひお試しください。
【スクスタ】初心者向け一問一答
※スノハレ上級の、ピュア以外使うなと言わんばかりのデバフ量
特に上級は、属性一致した半端な育成キャラほうが強い……なんてことはザラ。
【スクスタ】ストーリークリアしたい人、日替わり上級で銀マカロン集めをしたい人向け情報
Aqours 5thライブ直前だし、なんか書こう
ノープランで書き始めております
今見たらブログ最後に書いたのが4ヶ月前だったし、5th直前だから以前書いてた4th直前のようにノリで、そして1時間くらいでぱぱっと意気込み?か何かを書こうかなと。
今の自分の心象を見つめ直すいい機会でしょう。とっちらかった文章でもスルーしてね。
さて。この文章の書き出し時点では、5thライブまでもう41時間となっています(木曜23時)。
3rdや4thのときは、この頃はめちゃくちゃドキドキしてた記憶がある。
4thのときは、数時間後に起きて始発物販に並ぶんだから「ドキドキしとる場合か!はよ寝ろや自分!」なんて思ってたような気もするけども。
どちらもライブも、それぞれ別の意味で緊張?してたと思う。
対して、今回はそれがない。
当たり前である。
昨日までニンジャになって刀振り回してたもん。
普段から2週間前には曲を集中的に聞き出して「アレが聞きたい」やら「こうなって欲しい」やらを無駄にTwitterで語ってたと思いますが。
今回はアレです。
SEKIROにハマりすぎてなんかもう色々出遅れました。
皆さんもこの平成最後に生まれたアクションゲーム最高峰を、ぜひ体感してください。
ホント、よくライブ前にほぼ全ボス倒したわ自分
いや、なんの話だ。話を戻そう。
一応、毎日未だ未披露の曲は聞いていましたし、曲の予習が出来ていないってわけでもモチベーションが落ちたわけでもないのに、昨年のナンバリングライブと比較しても明らかに心に余裕がある。
そう、余裕があるんですよねぇ……
逆に言うと、昨年のライブはどこか気構え続けてたんだなぁ、と今なら振り返って分かります。
特に3rdと4thは、それぞれベクトルが違う緊張感があったじゃないですか。この記事をわざわざ見に来るような人には説明いらないと思いますので割愛しますし、観客側の私が緊張してどうすんだ、と客観的には思っちゃいるんですけど。
それでもやっぱり、ずっと心構えをして、何かこう強い緊張感を持って参加してたかなぁ。
対して、今回のライブは明らかに心が軽いんですよね。
なんと言うんでしょう。「何でも来いや!何が来ても全部楽しんだる!」というのか。
純粋に聞きたい曲があって、それを生で聞ける嬉しさだけに集中できてる感じ。
久々に”ライブ”を純粋に楽しむ気概になってます。
この感覚は知ってます。
函館UCでの、あの「お前らの曲が聞ける日を待っていた!!!」の感覚。
先日のラブライブ!発表会で感じた「この瞬間を待っていた!!!」という感情。
好きなアーティストのライブで、新曲のイントロが流れた瞬間の「よっしゃ来たァァァァァァ!!!」ってなるあの高揚感。
アレに近い感情です。エモとかじゃなく、単に楽しみすぎて無駄にハイテンションになるやつ。
今の私、そういうワクワクオンリーなんですよ。
ドキドキとした緊張感がブレンドされてない、純粋な楽しさから来るワクワク。
こんなストレートにただ楽しみに感じてるAqoursのライブは実は久々。
アジアツアーは、無粋な話をすれば小宮さんの未熟衣装が見れなくて凹んでたからね!
1位・2位を争うくらい好きな衣装だからな!
気にしてないフリをしててもダメージはしっかりあったぜ!!!
いつかまた見たいなコンチクショー!
そんな感じ(?)なので、ただただ楽しみなのですよ。
感覚的には2ndライブに近い。
や、まだ劇場版再現という命題があるので当事者たちは緊張感MAXでしょうけど。
4th以降から感じられるキャストからの開放感ともいうべき空気を見ると、安心を感じている部分があるんでしょうね、無意識に。
だから、少なくとも去年より純粋に楽しさ一本でライブに望めるのが嬉しいですね。この気持ちに到達するための3rdと4thだったんだと個人的には思ってます。
なので、私はこの二日間は純粋に曲を楽しんできます。
4thを完遂したことで生み出された空気感もまとめて楽しもうと思います。
とはいえ、これは私の所感。別にみんながこんな感情になる必要なんかないです。
相変わらず緊張感で死にそうな人、エモで死ぬ予定の人、劇場版再現で死ぬ予定の人、推しの可愛さで死ぬ予定の人、伊波杏樹・鈴木愛菜抱きつき事件で断末魔を上げる予定の人も全部合わせて対戦よろしくお願いします。
個人的には、3rd以降にダイヤ様にできる限り近づけるスタイリングにハマっていた小宮さんが、現時点の髪型でどのように黒澤ダイヤを表現するのかがめっちゃ楽しみ。
ただ、アレルギーの危険があるなら無理のない範囲で。
無理される方がつれえのでそこは信頼するよ運営さん、神田明神にお祈りもしたからほんとヨロシクね。
小宮さんの真紅のドレス姿だけは見せて下さいお願いします黒澤ダイヤ大明神
では皆さん、初日は芝生席でお会いしましょう。蒸し暑いようなんで、熱中症対策はしっかりとね?
"Brightest Melody"は少年漫画なんだよ!と妄想を語れ【サンシャイン劇場版感想】【のようなもの】
最強と最強の殴り合い。
それこそが劇中で行われたラブライブ!決勝延長戦の本質だと思います。
"Brightest Melody"が好きだから、その話だけするね(唐突)
Saint Snow とのラブライブ!決勝延長戦において披露された、「浦の星女学院 Aqours」としての最後の曲。
この曲は、劇場版の楽曲の中でも特別な意味が込められているなぁ、と感じたので、それをつらつらと書いていきます。
いつもどおり妄想いっぱい夢いっぱいですんで、まあ聞き流す程度でよろしく。
私はこの曲と、Saint Snowの"Believe again"の応酬が大好きなんですが、その好きな理由は
互いが互いの最強の手札で殴り合っている
からです。
これ以上無いほどの圧倒的スポ根を見せつけられた
からです。
……何を言っているかわからない?
でしょうね。だってこれ、妄想が7割ですもの。
この評価は曲単体ではなく、直前のSaint Snowとの会話や、更にその前の松月での会話も含めた、ストーリーありきのものです。ですので、果たして純粋かどうかは議論の余地あります。
それでも、現時点では私にとって"Brightest Melody"が一番好きな曲です。
とりあえず、その理由というか、感情?というか。そんなものをダラダラと書こうと思います。
劇場版作中において、"Brightest Melody"の立ち位置は「仮の決勝でSaint Snowと対等に渡り合うために歌われた曲」です。
実際の決勝戦では"WATER BLUE NEW WORLD"が歌われたわけですが、これは「浦の星を残す」という願いが多分に含まれた曲とパフォーマンスでした。
もちろん勝ちたいという感情はあったでしょうけど、浦の星の廃校が確定し、ライバルであるSaint Snowも予選で姿を消した結果、勝つためだけの歌ではなくなっていたのは事実でしょう。
もっとも、それが悪いという話ではありません。
というか最高だったわ"WBNW"。感動したわ。最高じゃん"WBNW"、泣くわ。また聞きたい。5thでやってくれねえかな!?
閑話休題。
ここで大事なのは、Saint Snowには敗退という事実により歌えなかった曲が存在する、という点です。作中で言っている通り、決勝のために……つまり日本一になるために作り上げて「これなら行ける!」と判断した、彼女たち自身にとって「最強」を自負した曲が存在してた、という事。
Aqoursは、そんな曲が存在していることを承知の上でこのラブライブ!決勝延長戦の実施を決めたことになります。優勝候補であるSaint Snowが「優勝できる」と踏んだ曲で挑んでくることが分かっていてなお、ifの決勝戦をやってやろうと提案したわけです。おそらくですが。
ならば、Aqoursもそれにふさわしい曲を演らないといけないでしょう。いくら現実における優勝者とはいえ、日本一を賭けて歌う曲に見合う相応の曲で迎え撃つ必要があります。
話が少し変わりまして別の妄想話。
私は"Brightest Melody"を、「廃校確定以前に既に用意していた、決勝専用曲」なのではないか?と思っています。
いくつか理由はあるんですが、特に大きな理由は松月における皆の発言や反応が「そうだ!Saint Snowと歌うための曲はあるじゃないか!!!」と言わんばかりだった事です。
「教えてあげればいいんじゃないかな」
「そう、ずっと一緒だって」
「理亞ちゃんの1番大きなDreamを一つ叶えて」
「!そうか、夢か!」
この辺の会話、理亞ちゃんの夢を叶える為のカードが既にあり、それが共有されていなければ出来ないような気がするんです。
理亞ちゃんの夢……決勝を再演するに相応しい手段を持っているからこそ、全員の気持ちがすぐに一致したんじゃないかと。
既に話したとおり"Brightest Melody"は、優勝を狙える最強の曲で挑んでくるSaint Snowに対抗できる曲である必要があります。
そんな最強に躊躇いなくぶつけたのが"Brightest Melody"なのであれば、この曲はAqoursにとって、"WBNW"とは別の「ラブライブ!決勝を勝ちきれる曲」という立ち位置にあり、それをメンバー全員が認識している……と考えられます。
ちなみに、"WBNW"と"Brightest Melody"では一つ大きな違いがあります。
それは、歌詞に対する「過去」の比重です。
"WBNW"のほうが圧倒的に過去……浦の星で過ごしてきた日々が詰め込まれているんですよね。対して、"Brightest Melody"は現在から未来への飛翔がより多く描かれています。
それを踏まえて予想すると、"Brightest Melody"は「廃校を回避した上で未来へ進む」というビジョンを軸にした、廃校確定の前に作っていた優勝するため「だけ」の曲だったのではないか、と妄想しているんです。
それに対し"WBNW"は、「廃校した浦の星の名を刻む」ことに特化するために生み出だされた、"Brightest Melody"では達成できない目的を成すために廃校確定後に生まれた曲のように見受けられます。
"Brightest Melody"を「勝ち」よりも「過去」を主軸にして作り直そうとした結果、自然に別の曲として生まれ変わったんじゃないかなー?などと想像しています。
が、確たる証拠はないため、これらは憶測がすぎるとは思います。ですが、極端に外れすぎてもいないのではないか?とも考えています。
ですので、合っている体で進めます。
余談ですが、私が"Brightest Melody"の2番の歌詞を聞いて最初に思ったのは
「これ、要素は"WBNW"と青ジャンの融合じゃん……決勝曲のハイブリッドじゃん……この2曲、もしかして"Brightest Melody"から生まれたとか言わねえよな?」
だったので、感情面でこの説を強く推したい。
が、説明できる具体的な理屈はないのでこの話は置いておきましょう。そのへんは得意な人にお任せしちゃいます。
前置きが長くなりましたが、何を言いたいかというと。
松月の会話を踏まえると、"Brightest Melody"は廃校が決まる前から存在していた、Aqoursとって唯一の「勝つため」に特化した、こちらも彼女たちにとっては「最強」の曲かもしれない、言うことです。
Brightest Melodyって現在から未来にかけた希望の曲なんだけど。
— NAっくん (@na_ckn) January 28, 2019
もしこれが元々決勝用に以前から作られていた曲で、廃校確定により「これまで」を歌に込めたくてWBNWを生み出してお蔵入りになってたら、決勝延長線で"可能性のあった未来"を再現できたのはAqoursも同じだったって事になってエモい。
140文字にまとめるとこんな感じ。誤字は無視して。気にするな。
もしも"Brightest Melody"にそういった、一度お蔵入りになったという背景があると仮定した場合、このラブライブ!決勝延長戦で失った夢を叶えられるのは理亞ちゃんだけじゃありません。
Aqoursが優勝してもなお出来なかった、ライバルと競い合う事だけに本気を出して楽しむという、スクールアイドルが本来最初に目指す共通の夢を叶えるifにもなります。
言うなれば、不幸で予選敗退した優勝候補と、ゼロから優勝までたどり着いた挑戦者というライバル同士によるエキシビジョンマッチ。
廃校になってしまった学校の名を残す、という使命感を背負った戦いではなく、純粋に自分たちの本気の実力を歌とダンスに乗せてライバルとぶつけ合う、本来の正しい姿のラブライブ!決勝戦。
これは、Aqoursが作中、唯一実現できなかったラブライブ!です。
優勝者である彼女たち、浦の星女学院スクールアイドル・Aqoursが「初出場ながら実力はトップクラス」なのは、きっとそのため。
「優勝者」ではなく、あくまでも初出場の「新参者であり挑戦者」という立場で、優勝候補のSaint Snowに真っ向から戦いを挑む事が何よりも重要なんだと思います。
そして、奇しくもこの立場は劇場版序盤に千歌ちゃんと梨子ちゃんが海岸でしていた「私達はまだまだなんなって思う」という会話と一致します。
こんな展開、燃えないやつ居んの?というくらい、このたった2曲には「あったかもしれない、でも叶えられなかった未来を再現する熱さ」が詰め込まれています。
しかも。
"Brightest Melody"のフォーメーションは各所で話題になっている通り"君ここ"に通じるところが多いです。
開始時の円陣もそう。どちらもセンターダンサーは曜ちゃんですし、振り付け自体も千歌と梨子がWリードするような演出。流石に全体的には違いますが、「魅せ」の部分ではバッチリと"君ここ"を踏襲しています。
3年生が卒業するのですから、彼女たちに華を持たせても良かったのにそれをせず、全楽曲中でも数少ないこの形を採った、という事実は何かしら意味があるはず!
……と、ここでは全力で曲解しにいきます。
"君ここ"は現実のAqoursにとって1stシングル……つまり、センター選挙も背景ストーリーもまだまだ不十分だった頃に作られたものですよね。
そのため、"君ここ"のフォーメーションとはそのまま、原作者たちがAqours結成時点でベストだと判断したフォーメーションである……と言い換えられます。
大げさに言えば、"君ここ"のフォーメーションは設定上、後々の付加価値などを全て排除した場合の「Aqours最強のフォーメーション」です。
その自分たちにとっての「最強」で、自分たちの仲間であり、ライバルであり、本当なら決勝で戦いたかった最初で最後の相手であるSaint Snowを、仮想決勝戦を自ら提案して殴りに行くという構図なんですよ。
試合内容がアイドルライブという形式のため見逃しそうですが、これ、題材が題材なら完全に
少年漫画のライバルとの最後の一騎打ちシーン
じゃないですか。
誰も見ていない会場で、優勝者と優勝候補の敗者が、ただ自分たちのエゴのためだけに一戦交える。
一度は手を取り合った最高のライバルであり強者が日本一を取れると確信した奥義に対して、挑戦者は初めて勝つためだけに本気を出した奥の手で対抗する。
ここだけ切り取ると、スポーツ漫画を通り越してもうバトル漫画です。
しかも、同じ「最強」なのに披露される2曲は性質も歌詞も演出も全てが真逆というのもニクい。
時間が夜と日の出だったり、歌詞が過去と未来だったり、階段を登る側と最上階に居続ける側と云う対比だったり。
元々、生い立ちや目指すものなどもAqoursとSaint Snowは真逆だったわけですが、この2曲も思いつく要素のほとんど全てで真逆の演出がなされています。
時間経過という要素すら、理亞ちゃんよりもAqoursが一歩だけ未来を行っているという表現に使われていますし。
ちょっとかっこつけて言うなら、"Believe again"と"Brightest Melody"の連続披露の数分間には、TVアニメシリーズで紡がれたSaint SnowとAqoursの過去・現在・未来、そしてif(可能性)すらも全てが凝縮されているんですよね。
こんなの、好きにならないわけないじゃないですか?
長々と書きましたが、この曲はそういう視点で見ると本当に熱く、それに惹かれて私は"Brightest Melody"が一番好きになり、同時に演出お化けだと言い張っています。
AqoursがTVアニメで唯一出すことが出来なかった、真の本気と定義できるこの曲が純粋な楽曲としても、物語上の在り方としても大好きです。
元々ラブライブ!のアニメ内の楽曲は、その全てがストーリーの内容や心情を反映し、歌とダンスでそれを表現したものばかりです。これは前作から変わりません。
私はそれに惹かれてアニメのラブライブ!が好きになりましたし、皆さんにもストーリーがあるからこそ大好きな曲ってのは1つはあるんじゃないでしょうか。
私にとってはこの"Brightest Melody"が、ストーリーがあるからこそ大好き、とういう1曲。
歌に物語を乗せて視聴者に訴えてくるラブライブ!という作品だからこそ強く、この曲が大好きだと言えます。こういうところが、この作品の大好きな所なんですよね。
さて。
ここまで自身の妄想を否定せず垂れ流してきましたが、これが合っている保証なんて一つもありません。何なら全部勘違いかも、とすら思っています。
実際、ここまで書いたことは予想に予想を被せているので、合っているわけはないと思っています。何よりそこまで複雑に考えて作られているかは未知数。
でも、もしそうだったら楽しいじゃないですか。
もし予想したことが否定し辛いくらいには合っていて、今見た世界にはそういう背景があるんだとしたら、より楽しい。
各々が好き好きにそういう可能性を見つけて語れることこそ、この作品最大の特徴であり魅力なんじゃないかと思っています。
だから、間違っている点があったとしてもそうであって欲しいと思うし、「そんな訳無いだろ」で終わらせて欲しくないとも思います。
せっかくだからこのタイミングで正直な話をすると、私はこの劇場版をフラットな目線で見ると高い評価をしていません。
1回見ただけでは説明不足なところが多いためです。
TVと異なり、お金を出さないと繰り返し見れない映画という媒体は、初回の視聴で多くの人に監督の意図の大半が伝わらないと及第点とは言えないと思っています。
その観点で行くと、この作品は1度目では全てが掴むことが非常に難しいため、一般客視点では評価を落とさざるを得ない、と考えます。
実際、1回目では頭にはてなマーク状態な人は多かったのではないでしょうか。それは流石に映画としてどうよ???というのは、私の偽らざる素直な意見です。
ただ、それでも。
この作品は2度目を見てみると、1度目とは全く違って見えるんですよね。それがこの作品の楽しく、同時に凄いところではないかと思っています。
2回目以降、つまり各登場人物の心情や結果が理解できた状態で見たときに見える世界の変化が凄まじく、それが本当に楽しい。
「もしかして、こうなんじゃないか?」と予想する"あそび"が多く用意されていて、リップサービスではなく、何度も視点を変えてみることで全く異なる発見が生まれる作品になっていると思います。
雑に言えば、この作品は好奇心がそのままこの作品の評価につながり易いんです。
冷めた目・断定した思考で見てしまうと難しいですが。
1つの絶対的な結論や感想を初回で提示することの多い映画という媒体において、興味と関心を持つだけで、毎回異なる受け止め方があるこの映画は、非常に特殊な存在なんじゃないかと考えていますし、それを魅力としてプッシュしたい。
この記事を書き始めた理由も、読んだ人の興味と関心に少しでも貢献できたら良いな、という気持ちがあったからです。
いちファンのブログなんぞ大した影響なんて無いし、ガッバガバな感想だなぁとは我ながら思ってますが、1人でも「あ、そういう見方もあるのか」と興味を持ってくれれば良いなーなんて考えてます。
実際、私はこれまでライバーじゃない連中をオタク・非オタクを問わず合計4名ほど強制連行したしたんですが、全員が興味を持ち、最終的にはTVアニメシリーズを全話視聴した上で2回目を見に言ってくれました。
全員興味を持ってくれたのは運が良かっただけでしょうけど。
それでも私は、こうやって初めて見る人でも隠された何かに心を動かされて、自分から動こうと思わせる何かを与えてくれる魅力がある作品だと思います。
だからさ。
みんな、週末は友人誘ってクリアファイルかき集めに劇場に行こうな!
今日(2019/2/8)からはまた直筆サインがワンチャンもらえるからよ!!!
冗談はともかく。
こんな馬鹿げた妄想話で少しでも皆さんの映画館ライフが楽しくなれば幸いです。
これ書き終えた段階の週末は沼津ファンミなのにどんだけ見に行ける人居るんだよ、鬼かよ。
とは思ってても言わない。
4thで感じた、"ラブライブ!サンシャイン!!"の意思表示
4thライブで彼女たちが、ラブライブ!というコンテンツを成す関係者がやりたかったことは、これまでのラブライブ!、そしてラブライブ!サンシャイン!!がこれまで築いてきた常識を破壊することだった。
私が4thを最後まで見届けさせてもらい、おぼろげに感じたのは"これ"でした。
4thライブで披露された個々の曲への想いも、それぞれのキャストに対する願いもいろいろありますが、私が一番書きたいことはこれだったので、小奇麗に纏めず書き殴りたいと思います。
例によって正解のない妄想話ですので、「それは違う」と感じた人や「てめえの妄想は聞き飽きた!!!」って人は……そうだな。
Twitter検索を「かなさらキッチン」で行い、出てくる画像欄をチェックしてみましょう。
気になって気になって人の記事なんてガチでどうでも良くなります。コラボカフェをよろしくな?
前置きはここまでにして。
私がラブライブ!シリーズのライブでいつも望んでいたのは、大きく分ければ3パターンで「アニメのあの曲を再現してほしい」「未披露の曲が聴きたい」「現地で聴いたことがない曲をこの目で見たい」でした。
初参加だったμ's 5thやAqours 1stでは、ただただ「スノハレが生でみたい!」「未熟DREAMERを見て泣きたい」、2ndツアーだったら「スリリング・ワンウェイとG線で爆発したい」、17年札幌ファンミでは「聴いたことがないジングルベルがあったら泣くかも」という思いを胸に参加していました。
そして尽く要望どおりの曲を歌ってくれて、都度殺されました。
人によって期待度の大小はあると思いますが、ほとんどの人がアニメの再現……テレビで昨今表現されている「シンクロ」や、ユニット曲のような「未映像化曲の表現」を見たい!という期待を胸に参加しているのではないでしょうか。
その観点だと、4thって開催時点での未発表曲って少なかったんですよね。
Aqoursはこれまで、リリースの速度に対して同じペースでライブを行い、その結果そのスパンの短さを感じさせないほど新曲の比率が高いライブを行ってきていました。
これは、μ'sの頃も同様です。μ'sはナンバリングが年1なのに新曲祭りだったので、当然といえば当然ですが(それでも凄いのは一旦置いとく)。
つまり、ほとんどの人に「あの曲を聴くのは初めてだから楽しみ!!!」と思わせ、それを意図的に期待させるライブを事前に構築してきたのがラブライブ!でした。
よーく考えると、Aqoursがあの異常とも言うべきライブサイクルの中で、年1頻度のμ'sと同じ密度で未披露曲を常に組み込んできたこと自体、かなり異質ですね。どんだけリリースとライブ繰り返してんだと。
一方、4thはそうではない。もしかして、ラブライブ!史上最高に既存曲率の高いナンバリングライブだったのではないでしょうか。
2018年は楽曲リリースを抑えていた(2桁増えてんだけどね?)こともあり、多く見積もっても5曲。そのうちユニットの3曲は、4thの開催場所が場所だけに、やるか怪しいと個人的に踏んでいました。
故に、殆どが既存曲で構成されることが事前に確定しているライブでした。
ここに来て初めて、高サイクルでライブしてきたツケが回ったかのように、言い方を変えれば弾切れを起こしたように見えました。
この流れで少しだけ本音を言うと。
ここまで新曲での「シンクロ」と「表現」、そしてアニメ内演出を再現することで我々を魅了してきたラブライブ!というコンテンツに置いて、この「ほぼ既出」という状態でのライブは果たしてどこまで受け入れられ、盛り上がりを得られるのか、不安な部分がありました。
初めて見る人も一定数いるとはいえ、殆どが披露済みの曲という状態でどこまで会場全体の最大公約数的満足度を上げられるのだろう、と。
ええ、この杞憂は本当に杞憂でした。しかもその杞憂は、開演前にAqoursではない第三者により完膚なきまでに破壊されました。
"浦の星交響楽団"です。
いや、もう。ほんとに。
新曲とか言っている場合じゃねえって。そもそも存在自体が「始めましてこれからよろしくね」です。大混乱です。
これに関しては本当に、全く、1ミリも予想すらしていませんでした。
だって、ラブライブ!は世界観の再現を徹底するためにステージ上に18人(+Saint Snow)以外の第三者が登場することがなかったから。
μ'sが作り上げ、評価され、そして実質完成させてAqoursが引き継いだのはあくまでも「シンクロ・再現および既存表現の拡張・変化」。
アニメや雑誌、コミックの彼女たちに可能な限り近づき、そこに存在するように魅せることをコンテンツとしての命題としているように感じていましたし、観客もその異質かつ貴重な在り方と表現を求めている……と思っています。思っていました。
ですが、4thのこれは違う。
浦の星交響楽団は絶対そういうものではない。
アニメで登場する世界を「再現」するためには存在し得ない集団で、
μ'sが7人曲を9人用に作り変えたような「拡張・変化」でもなく。
過去のライブを全て踏まえても完全に今回だけのイレギュラーな存在。
これが別の作品や、純粋なアーティストライブであったらここまで驚きません。
いや、嘘。超驚く。けれど、「そう来たか!」と素直な興奮の方向で驚きます。
ですが、ラブライブ!において18人以外の第三者が介入することを勝手に禁じ手であり、ありえない手法のように感じていた私は、この集団の登場に過去に感じたことがない程の衝撃を受けました。
同じような感覚を無意識に持っていた人は多かったのではないでしょうか。
だから、彼らが出た瞬間にどこかで思いました。
4thライブは今までのラブライブ!にない、とんでもないライブに絶対になると。
結論から言えば、この曲では1stライブの"あのシーン"の再現を演じたあと、梨子ちゃんをセンター据えて完全にリニューアルした歌とダンスを披露してくれました。
ずっと9人バージョンを聴いてみたい、見ていたい!という人は多かったですし、これが見れたことは本当に、本当に嬉しかった。
でもさ。ちょっと待ってほしい。
「1st」の再現?「梨子ちゃんがセンター」?
それ、アニメで可能性すら存在してないよね???
ここでようやく気付きました。いや、交響楽団が登場した時点で薄々その可能性は考えてましたが、確信しました。
4thライブは、これまでラブライブ!が貫いてきた2次元キャラクター達を再現するライブではありません。
間違いなく、現実を2次元にトレース(侵略)して再構築したライブです。
"想いよひとつになれ"でようちかWセンターが決定する前は、ちかりこのWセンターでした。だから、これまで通りアニメを忠実に再現するのであれば、作り直すとしてもWセンターになるはずです。
ですが、その選択を採らなかった。それどころか、アニメに存在することがありえない1stライブという現実を演出として取り入れ、かつダンスにもアニメの中では起こりえない振りを大量に投入。
これは浦の星交響楽団の存在と一緒で、アニメ再現という観点だけで見たらノイズです。再現を命題にする場合、明確に存在しないイレギュラーです。
イレギュラーなのですが……我々が誰かとラブライブ!サンシャイン!!を、Aqoursを語る上で絶対に必要であることも事実です。
なぜなら、それら全てが現実世界に置いてはラブライブ!サンシャイン!!を形作っている1要素だから。
浦の星交響楽団については、キセキヒカルが2期のキーとなるBGM"起こそうキセキを!"の編曲であることから、多くの人が劇伴というものに意識を向ける機会を得ており、その存在に意識が出来るよう仕向けられていました。
そして"想いよひとつになれ"では、1stの事実を無かったことにせず、アニメで「あったかもしれない可能性」を踏襲するのではなく、この3年間の全てをこの1曲にぶつけたらどうなるか、という視点で作り変えられた、「現実世界のAqours」にしか作れない曲でした。
どちらもファンにとって大事な情報だけれど、アニメの中には存在しないもの。これをライブに組み込み、主軸にして再構成する。そしてそれを恐らくずっと前から……キセキヒカルの事を考慮すると、私達の考えるより遥か前から仕込んでいた。
この事実は本当に衝撃的でした。
それはそうです。私は「3次元が2次元に可能な限り近づくことで生み出される2.5次元」が正解なんだ!と思い込んでいて、その事に気づいてすらいなかったのですから。
そんな思い込みに対してにAqoursが叩き込んできた回答は、「2次元を3次元側に手繰り寄せ、本当の意味で2.5次元に近づける」。
これまで正解としてきた再現だけでは"足りないんだ!"という明確な意思表示をしてきました。
逢田さんが当日、「みんなに受け入れてもらえるか」と語っていた言葉には、この意思に対する不安が多少なりともあったのかも知れません。
だって、これ、少し考えるととんでもない挑戦だもの。
今まで、それこそμ'sの頃から8年間ずっと育ててきたキャラクター再現……テレビでは「シンクロ」という言葉で浸透してきた"凄いこと"に対して、アレンジを仕掛けるなんて、普通は怖くてできない。8年の積み上げを無にする可能性だってある。
でも今回、彼女たちはその危険を犯してでもそれを実行してきた。
何故だろう、と考えたら答えは簡単でした。
終わらないから。
劇場版で「高海千歌達のAqours」の物語が終わったとしても、「伊波杏樹達のAqours」はそこが終点ではないから。
2次元の、特にアニメの内容を正解のままにしてしまうと、そのようにファンが認識したままだと、その先がないから。千歌ちゃん達の物語が終わった瞬間に、進化先を失うから。
だからこそ、ファンに対して「そんなことはない」と示す必要があった。
だからこそ、新曲が少なく、3rdによりテレビアニメの世界観が一段落し、そして劇場版で新しい物語が始まるより前のこのタイミングで。もっと言うなら、これまで使い続けてきた新曲という名の武器を意図的に封じた状態の4thライブで、その問題への決着と回答を示そうとしたのでしょう。
その意思は、その後の"WATER BLUE NEW WORLD"にも現れていたと思います。
この曲、アニメにおいては終盤での最大級のキーソングのため、千歌ちゃんたちの世界観で紡がれたストーリーの印象で「感動で泣ける」という感覚が強かったですよね。
その影響か、ファンの間でもコールは控えたいなどの意見も散見されました。
気持ちはわかる。超わかる。だって泣くもん、泣いたもん。静かに聴き入りたい。
ですが。
この楽曲、そういう背景を無視して純粋に楽曲単体として考えると、本来めっちゃ盛り上がる曲調ですよね。
ギターめっちゃかっこいいし、ドラムもめっちゃエッジが聴いてて気持ちが良くて。ロック寄りです。これは本来、くっそ盛り上がる楽曲。
そんなノれる曲が、サンシャイン!!の世界観を埋め込むことで感動で涙する曲に生まれ変わっていました。それはそれで凄いことです。
凄いことですが、曲本来の魅力を一部消してしまっているということにもなります。
だからでしょうか。「船出」の名を冠する4thでこの曲を船の上で、しかも演者がコールをするよう観客煽ってきたのは。
アニメを再現することで生まれた感動を否定せず、でも曲単体が持つ本来の魅力を十全に引き出すための舞台装置を用意して「この曲の魅力は、物語を思って泣くことだけじゃないと気づいてほしい!」と言わんばかりに。
実際、私はこの曲の印象が「物語の終わりを象徴する1つ」から、「Aqours再出港の狼煙」に変化しました。
とか言いながら、泣いてましたけどね!
でも、泣きながらもこの曲に感じる感情は「楽しい!」でした。完全にやられました。
この曲を二面性のある、更に魅力的な楽曲へと強引に昇華させられました。
これからのAqoursは、このように今までの曲ですら新しい姿に進化させてみせると伝えたかったのかも知れません。
4thはその序章であり、新曲の弾切れに見せかけていたのすら演出で。
きっと、私達のラブライブ!に持つ固定概念を破壊することこそが、このライブの最大の目的だったんじゃないかな、とすら感じています。
この答えを得た今なら、例え千歌ちゃんたちの物語が劇場版で終わりを迎えたとしても、現実のAqoursの進化の可能性が消えたりしません。
それどころか、互いの物語が蓄積した時、お互いがお互いを取っ替え引っ替えして、私達を振り回してくれるんじゃないか。
そいういう期待と選択肢が無限に広がった、明日への希望を託されるようなライブでした。
アジアツアーも告知され、5thも告知され、年明けには劇場版とシングルセンター選挙も開始。現状、全く止まりどころが見つからない状態のAqours。
私も可能な限り、彼女たちが笑顔でステージに立てる限りは応援していきたいと思います。
たださ。
一言だけ言わせて?
9人「(アジアツアーにも)着いてきてくれますか!?」
俺「流石に国外全部は無理かなー!?!?!?!?」
みなさんも無理のない課金で一緒に応援しましょうね。
4th直前に書いておきたかったこと
Aqours 4th LOVE LIVE! SAILING TO THE SUNSHINE 前日。11/16(金)。
この記事は、その前日の23時から書き始めています。
できれば当日になる前に書ききりたくて、1時間で書き終わったところまででアップロードする予定。書きかけでもどうにかまとめてアップロードしますよ?
なんで唐突にこんなことをやっているかというと、個人的に4thが始まる前に言葉として残しておきたいなぁ、と思ったことがあったから。前回同様、独り言です。長すぎてTwitterには書かないやつ。
ただ、今回のは前回以上に自己満足度が高いので、割と本気で読むことがおすすめできません。スルー可能な暇人だけ読み勧めて下さい。
「お前の本心なんかどうでもいいぜ!!!」って人は即時Twitterに戻って"ボインボイン"って呟きましよう。無駄な争いをすることなく、世界平和に貢献できます。(定型文)
さてさて。
4th ライブ開始までもう20時間を切っています。そんな中で、制限時間つけてなんの話をするかと言うと、私はなんで4thライブに何を求めてる?という話。
結論から言うと、Aqoursの9人と、ライブを作り上げた人達全員が終わった最後に「楽しかった!!!」と声を揃えて笑ってほしい。
これだけ。
……いや、うん。だいぶ偽善的な発言なのは自覚してますよ。
本能レベルだと「MY舞を正規衣装で見てえ!」「ドームでWBNW再現はやばい無理」「HiHもう一回!」とか考えています。しょうがないじゃん、好きだもの。
ただ、建前と偽善をフルパワーでブレンドしていますが、ちゃんと本心でもあります。
東京ドームですよ?
結成最初期、彼女たちにとって憧れと同時にあまりにも重いプレッシャーでもある「μ's」の影が否応なく再び襲いかかってくる、そんな特別なステージ。
恐らく、μ'sに興味がない人でも、μ'sとAqoursをちゃんと分けて評価している人でも、きっと何かしらの形で「μ's」と言葉にしていると思います。
別にそれは悪くない。だって当たり前だし。私も正直、当時を重ねない事は意識しても難しい。
今、彼女たちがどんな目線でμ'sを見ているかは私にはわかりません。
スタッフはどうなんだろう。もしかして、μ'sの頃から動いている方々はメンバー以上に緊張しているのかもしれない。
……と、ふと今日、東京ドームを眺めながら思ったんですよね。
9人だけじゃなく、ファンも含めた誰もがきっと、なんだかんだでμ'sをどこかで意識しているんだろうなあ、と。気づくのが前日とか、あまりに遅いですが。
だからこそ、私はそれを肯定した上で、ライブを作るすべての人が笑顔で楽しかったと言ってほしい。
無理に「μ'sとは違う」ことを意識せず、μ'sがあって、その上で独力でそこにたどり着いた事を誇って楽しんでほしいなと。
明日明後日にライブに参加する私のフォロワーは変わり者が多いので、色んな人がいます。
μ's最古参であり、同時にAqoursも追っている人。
サンシャインになってから一度離れ、それでも舞い戻った人。
箱としてラブライブ、サンシャインをそれぞれ好きな人。
元々μ'sのファンだけど、イベントに参加を始めたのはサンシャインからの人。
サンシャインしか知らない人。
アニメのサンシャインが好きな人。
キャストが好きで、その結果サンシャインも追っている人。
あと、曲が好きというそれだけの理由でライブに参戦してくるツワモノもいます。
ほんと、種類が多すぎます。なんなんだこいつらの統一性のなさは。今日あって話した人たちだけでも、全員方向性が違うし。
ですが、それぞれ参加理由がぜんぜん違うけれど、この人達は全員「Aqoursが出るライブだから」参加する。「μ'sの後輩だから」という理由で参加している人はいないはず。
μ'sの影響で明日ドームに来る人はいても、μ'sのために明日ドームに来る人はいないのだから。
それ自体が凄いことで、それが彼女たちがここまでに付けてきた力。だから、楽しんでほしい。紅白もそうですが、東京ドームなんて言う、一生に立てるチャンスが有るかわからないその舞台を心から。
ファンは、目の前のものが楽しければ勝手に盛り上がるもの!
だからこそ、本人たちとそれを支えるスタッフこそ誰よりも楽しんで東京ドームを満喫してほしいなと。
何の役にも立たないけど、自分の気持の整理のためにそんな話を書いておきたいと思いました。以上。
ここまででギリギリ23:59!!!
間に合った!!!誤字・脱字・文章修正は後日!